せっかくゴルフレーザー距離計を持っているのに、ピンフラッグを計測する「ピンシーク機能」を知らないまま使っている方が多くいます。大きな対象物と違い、ピンフラッグの計測は細い対象物なので通常の計測方法では手振れをしてなかなかピンフラッグだけをとらえられません。そこでピンシーク機能を使えば簡単に手振れを気にせずピンフラッグを計測できます。ピンシーク機能の仕組みを理解した上で、使い方を覚えてください。
ピンシーク機能は、計測ボタンを押したまま連続測距をして使用します。大きな対象物の場合、計測ボタンは単押しで計測結果が表示されます。しかし、ピンシーク機能では、ピンフラッグとその背景となる対象物(樹木やラフなど)も同時に計測します。※液晶表示内に( )マークが表示された状態はピンシーク機能が有効です。このマークが表示されていないとピンシーク機能は使用できません。※モデルによって、どのモードでもピンシーク機能が有効であるものと、モード切替によってピンシーク機能を有効にする必要なものがあります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
連続測距でピンフラッグ周辺を計測すると、ピンフラッグを含む複数の対象物までの距離を計測します。そのときに、最も近い対象物までの距離、つまり、ピンフラッグまでの距離を計測、表示してそれより遠い対象物の距離を無視します。ピンフラッグの手前には何もないことを前提としています。連続測距では、計測ボタンを押している間、ずっと計測を続けていますが、ピンシーク機能では液晶画面には最も近い対象物までの距離を表示し続け、それより遠い対象物を計測しても液晶画面の計測数値は変わりません。
ピンシーク機能を使ってピンフラッグを計測するには、ファインダーの中心をピンフラッグ周辺をなぞるように向けて計測ボタンを押し続けます。なぞるようにレーザーの照射することで、背景とともにピンフラッグにもレーザーをあてて距離が計測しやすくなります。ピンフラッグの1点を計測するよりも手振れを気にせず計測できます。
ピンフラッグにレーザー距離計を向けたら、計測ボタンを押したまま連続計測。①背景を計測するとその背景までの距離を表示 → ②ピンフラッグを計測してピンフラッグまでの距離を表示に変わる。 → ③そのあと背景を計測してもピンフラッグ(最も近い対象物)までの距離を表示し続ける。
ピンシーク機能は、ピンフラッグがレーザー距離計で計測する対象物の中で最も近いことを前提にしていますので、ピンフラッグとの直線上の手前に草木などの障害物がある場合、手前の障害物までの距離を表示してしまいます。ピンフラッグが直接見渡せる場所から計測してください。
打ち上げのホールなどで、ピンフラッグの背景に何もなく空が見えることがあります。その場合も、計測ボタンを連続押ししてピンフラッグ周辺をなぞるように計測してください。空は計測できないので、計測数値が表示されたらそれがピンフラッグまでの距離です。
ピンシーク機能を補助してさらに使いやすくするのがロックオン機能です。ロックオン機能を使えばより確実にピンフラッグを計測できたことを確認できます。
ゴルフレーザー距離計の最大計測距離は、大きくて明るい色の対象物を計測しやすい天候、日照等で計測できる数値です。一方、ピンフラッグはとても細いので計測可能距離は最大計測距離よりかなり短くなります。他社製品よりピンフラッグ計測性能が高いレーザーアキュラシーピンポイントはどのモデルも200ヤード以上離れたピンフラッグも素早く計測できます。また、レーザーアキュラシーピンポイントは、風がないときフラッグが垂れ下がった状態でも反応が抜群に良いと評判です。※一般にピンフラッグ計測は最大計測距離の25~40%の距離、スティック(棒)のみの場合は最大計測距離の15~25%程度です。
多くの方が間違った計測法でうまく計測できずにいます。正しい計測法を知れば、18ホールすべて快適に計測できます!
ピンシーク機能とロックオン機能の仕組みを理解すれば、レーザー距離計は快適に使用できます。
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